ライターの憂鬱
いつも言ってるんだけど、レポートの提出期限と原稿の〆切が重なったときはきついです。
つい考え事をしてしまい眠れなくなるなんてざらにあって、息抜きのために読む小説を「あれは大衆向けだから……今は学術書読まないといけないんだ」と反芻し、封印。
めちゃくちゃつらい。
本音を言えば、舞城ワールドや金原ひとみの世界観にどっぷり浸かりたい。
だけど、読んでいい本課題の本。原稿の参考になる本。同じ章を三週して、4週目でレジメ切って、そこから原稿に使えるネタにまで落とし込んで、小ネタを探して、構成を考える。
キャラを出した方がいいのか、一人称で進めるのか。内容によって書き方を変える。一瞬、何をしてるのか分からなくなるし、学術書を噛み砕くのは死ぬほど難しい。
それでも、みんなに伝わるように、伝わりますよーに!って願いながら書く。
これだけやっても自己顕示欲が乏しいから自分のクレジットを出さない事もある。自分のクレジットを出さない仕事をこなしても、やってる事は同じだから、せめて、ちょっとだけでいい。誰かの記憶に残りますように。